各地で一気に冷え込み、秋の訪れを感じるようになりました。芸術の秋、マイセンの「名画×うつわ」の美を余すことなく体感できる「大マイセン展」が西武池袋本店で開催中です。会場の様子と、華麗なうつわたちをご紹介いたします
今回のメインテーマは、「ヨーロッパの名画」。 フェルメールの「窓辺で手紙を読む少女」をはじめ、数々の名画がうつわに描かれています。
「窓辺で手紙を読む少女」は、 マイセン磁器誕生に貢献した、アウグスト強王のツヴィンガー宮殿に保有されている絵画のひとつです。
絵画をモチーフにしたうつわは、もともとマイセンに興味がなかった方でも手に取っていただきやすいデザインに仕上げられています。お客さまの中には、うつわだけでなく絵画そのものも購入され、合わせてお楽しみになられる方もいらっしゃるそうです。
以前は年齢層の高いお客さまが多かったマイセンですが、近年は若いお客様さまも増えつつあります。若い方に人気な商品の中で、私どんぐりが気になったのはこちら↓
縁が少し高くなっているプレートで、スタイリッシュなデザインがとても印象的なうつわです。食べ物を盛り付ける他にも、おしぼりを置いたり、玄関先でカギなどを入れる小物入れとした使ったりしてもおすすめ✨
特にこちらの“THIS IS MEISSEN”、流れるような文字のデザインが素敵だなと思いました♪玄関先に置いたら気分が上がりそうです✨
もうひとつ、うつわを通じて物語の世界観を感じるのが好きな方にはたまらない、そんなシリーズをご紹介します。
ファンタジーの物語が描かれているこちらのシリーズは、戦時中のドイツで「マイセンを見て、人々が笑顔になれるように」との願いを込めて作られました。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」や「アラビアンナイト」など、こどもたちにもなじみのある物語が、うつわの表面に描き出されています。
naoさんも楽しみにしてくださっている和久傳とのコラボもあります!
美しいうつわと、おいしいものは、秋を過ごすのに欠かせません。
マイセン磁器は初期の時代、17~18世紀に収集した日本や中国の焼物を見本に作られていたため、マイセンのうつわには和食に適したフォルムのものもあります。ヨーロッパの名画と合わせて、日本とのコラボレーションもぜひお楽しみください♪
マイセンのうつわは、今も工場ではなく、ひとつひとつ手作業で作られています。全て分業で、絵付けの作業の中でも「どのモチーフを描くか」で担当が分かれているそうです。人の手によって生み出される「美」、うつわの秋を「大マイセン展」でどうぞお楽しみください。
【2022 大マイセン展~マイセンが描くヨーロッパの名画~】
■会期:2022年9月22日(木)~25日(日)
■開場時間:午前10時~午後8時
※最終日9月25日(日)は、当会場のみ午後6時に閉場いたします。
■会場:西武池袋本店別館2階=西武ギャラリー