マニア区 公式SNS
西武・そごう 公式SNS
SEIBU SOGO
うつわ区ニュース
  1. TOP
  2. うつわ区トップ うつわ区ニュース ひと月100客、年...
2022/07/02

ひと月100客、年間1,200客!職人を育てるために、できること

「漆工房 大島」の大島太郎さんへのインタビュー、第3回は職人育成についてのお話です。


長年の修行を経て、1人前の職人へ

山中漆器は、全ての作業を分担する「完全分業制」によって作られています。1人が担当する作業はひとつでも、できるようになるまでは長年の修練が必要です。 石川県挽物轆轤技術研修所などで4年修業後、親方さんの元でさらに1年弱、修行をします。そこでようやく独り立ちしますが、1人前になるまでにはさらに年数を要します。真の1人前になるためには、とにかく数をこなさなければならないのです。

  

例えば、木材からうつわの形を削り出す「ろくろ挽き」。大島さんの工房では、独り立ち前の職人さんに毎月、木地を挽く作業をしてもらいます。挽いた分だけ引き取る決まりにしており、その数はひと月100客、年間1,200客以上にのぼります。

兄弟子と、弟弟子のおふたり

楽しみながら、成長できるように

どんな職人さんでも初めは作業に時間がかかり、時には時給換算すると見合わなくなってしまうこともあるとのこと。そのため、「漆工房 大島」では出来栄えの如何は問わず、親方さんと同じ対価を払うことにしているそうです。独り立ち前の職人さんは皆、いかに品質やスピードを親方さんのレベルに近づけるか、自分で考え、工夫を重ねていきます。

  

「作っている人が楽しまないと、使う人も楽しくなくなってしまいます。作り手が面白くしていこうという気持ちが大事です。」


  

モチベーションを高く保ち、創意工夫できるフィールドがあるからこそ、美しいうつわができあがるのですね!


大島さんへのインタビューは今回で最終回となります。大島さん、ご協力いただきありがとうございました!

【関連記事】

クリップ
0件のコメントがあります。
並び替え
コメントするにはログインしてください
投稿の報告
「マニア区」内において、利用規約に違反する疑いがある投稿を発見された場合は、こちらより該当する理由を選択の上報告ください。
該当する理由を選択してください。
キャンセル  
投稿の報告
通信に失敗しました。恐れ入りますがしばらくたってからやり直してください。
閉じる
ご協力ありがとうございました
※報告者情報、報告内容については個人情報保護方針にて保護され、公開されることはありません。
注意事項
ご連絡に事務局が個別にお答えすることはありません。
ご連絡いただいた内容は、利用規約に照らし合わせて確認を行います。
ご連絡をいただいても違反が認められない場合には、対応・処理を実施しない場合もあります。
閉じる
マニア区では機能実現・改善のためにCookieを使用しています。