栗盛先生へのインタビュー第2回は、商品のバリエーションについてのお話です。商品一覧を見ると、各商品に対して様々なサイズ展開をしているのが目に留まる栗久の商品。新しいサイズのバリエーションはどうやって生まれるのか、具体的なエピソードを交えてお話を伺いました。
3合と5合の2種類を販売していた当時、ひとり暮らしだという女性から、「3合のおひつでも大きすぎてしまう」というお話を聞いた栗盛先生。それをきっかけに、3合よりもさらに小さくした2合のおひつが誕生しました。
3人の子育て中は5合のおひつを使っていたという女性。3人の子供たちが巣立ったあと、余ったご飯が乾いてしまうことに悩まされていたといいます。そこで2合のおひつを作ったときの工程を参考に5合のものを小さく加工し、3合浅型のおひつが完成しました。
その他、お弁当箱も持ち運びのことを考え「小判型・スリム」を考案するなど、もともとある商品から新たなバリエーションが生まれることも多いそうです。すべてに共通しているのが、「こういうシーンに、こういう商品が欲しい」というお客さまのご希望に応えようという、栗盛先生の思いでした。
次週は、栗盛先生が参加された、海外展示会についてのお話です。