日本酒を味わうためには欠かせない「酒器」。今回は案内人らっきょが同じ日本酒を3種類の酒器で飲み、味わいがどう変わるのかを試してみました。
用意したのは「グラス」「ワイングラス」「ぐい吞み」の3種類。それぞれ厚さや深さ、形状が異なるので、検証にはもってこいだと思います。自宅にあった甘口の純米酒を、冷やで飲んで比較してみました。
①ぐい呑み
まずはぐい呑み。3つの中で一番厚さがあります。一口飲んでみると甘味を感じます。優しく穏やかな口当たりに感じられ、飲みやすいです。日本酒が苦手な方や、あまり飲んだことがない方にも良いのではないでしょうか?その名の通り、グイっといった時ののど越しがたまりません。
②グラス
飲食店で出てくるイメージが多いグラス。飲み口が広がっているラッパのような形状。こちらで飲むとぐい呑みの時とは違い、飲む瞬間に日本酒の香りが鼻に抜けます。甘さはそこまで感じず、アルコールを感じることができます。いわゆる「日本酒らしさ」を感じたい方に、良いと思います。
③ワイングラス
3種類の中で最も飲み口が広く薄いワイングラス。飲もうとすると、口に日本酒が届く前に先に香りが広がります。口の中で色々な味が感じられ、ゆっくり味を楽しめます。量がたくさん入るため、飲んでいくうちに味の感じ方に少し変化がありました。体温や空気に触れたからでしょうか、まろやかになっっているように思います。香りが広がるので、華やかな印象になります。
あくまで私の感想ですが、飲み口の広さと、口まで到達する速さによって違いが生まれているように思いました。当初は飲み口の厚さが、舌へ触れる位置に影響するのではないかと予想していましたが、それだけではありませんでした。香りが味に与える影響の大きさを感じることができました。
私にはグラスが合っているように感じましたが、皆さまもおすすめの酒器があればぜひコメント欄などで教えて下さい。よろしくお願いします!