この時期によく耳にする“新酒”という言葉。何となく出来たばかりのお酒だということは分かるのですが、はっきりした定義は意外としられていないもの。今回は日本酒酒蔵巡り区の11月のテーマにもなっている、“新酒“について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
■新酒の定義とは?
日本酒には酒造年度(BY)というものがあり、毎年7月1日から翌年6月30日と酒税法で定められています。つまりこの酒造年度内に出荷されたお酒は、“新酒“と呼ぶことができるのです。まずはこちらを覚えていれば迷うことはありません。
■一般的には・・・
しかし多くの場合、“その年に収穫されたお米を使い、その年に造られたお酒“という意味で使われています。これは昔から多くの酒蔵が、秋から冬にかけて本格的に酒造りを行う習慣があるため。諸説はありますが、先ほど説明した定義よりもさらにフレッシュになりますね!
収穫されたばかりの新米を使って、10月から翌年の3月あたりにかけて多くのお酒が出荷されます。この時期にはよく“新酒”という言葉を耳にするのは、こういった事情があるのです。
現在は技術が発達し、1年中お酒を造っている蔵もあります。そのため昔では味わえなかったような時期に、新酒を味わうことができるようになりました。いい時代になりましたね!
よく“みずみずしい“、“フレッシュ”などと表現される新酒の味わい。私個人としては、様々な味覚を刺激する“ワイルド”な味わいだと思っています。ぜひ皆さまの新酒情報もお待ちしております!
※飲酒運転ならびに20歳未満の方の飲酒は、法律により禁じられています。