山口県といえば、日本酒業界で最も勢いがある県!ここ10年で最も日本酒の出荷量が増加した県なのです。日本酒酒蔵巡り区で初めて取材をさせていただいたのも、“五橋”でおなじみ岩国市の酒井酒造さんでした。今回はそんな日本酒酒蔵巡り区にもゆかりのある、山口県の日本酒にスポットを当てていきたいと思います。
特徴①:独特の風土
山口県は本州の最西端に位置し、周りを瀬戸内海、日本海、関門海峡に囲まれています。県中央部には日本最大級のカルスト台地である秋吉台があるなど、自然環境が特徴的。地域によって気候は大きく違いますが、名産であるふぐ(現地では“ふく”と呼ぶそうです。)をはじめとした海産物に合わせやすいお酒が多いといわれています。
特徴②:取り組みの成果
「日本酒復権の、のろしを上げよう」を合言葉に、酒蔵と酒造組合が一体となり地道に品質の向上とブランディングに努めてきた結果が、出荷量が増加に結び付いていますね。かつては「淡麗旨口」が特徴といわれていた山口県の日本酒ですが、近年は酒蔵ごとの個性が際立ち、国内外で高い評価を受ける銘柄が数多く生まれています。
人気の銘柄が多く、さまざまな個性を楽しめる山口県の日本酒。私もお店で巡り合えた時は、すかさず購入しています。日本酒復権ののろしは上がりました!あとは私たちが存分に味わうだけです。皆さまも山口県の日本酒を飲まれた時は、ぜひ教えてください!!
■山口県の日本酒に関する過去の投稿
・ 好奇心が原動力!挑戦は「当たり前」 酒井酒造インタビュー【前編】
・ シンボルは美しい五つのアーチ!岩国の魅力に迫る 酒井酒造インタビュー【後編】
※飲酒運転ならびに20歳未満の方の飲酒は、法律により禁じられています。