今回は「三千櫻」でおなじみ、三千櫻酒造株式会社の山田社長にインタビューいたしました。岐阜県から北海道に蔵を移転した経緯や、山田社長おすすめの一本などをお伺いしました!
1,000㎞以上の大移転
三千櫻酒造は明治10年に、岐阜中津川の地で創業しました。蔵の老朽化や温暖化などの問題を抱えていたところ、北海道の酒米に魅力と未来を感じたため、蔵を移転させるという決断をいたしました。令和2年の11月に北海道上川郡東川町に移転し、公設民営型の酒蔵としてリスタートしております。
北海道上川郡東川町は、道内有数のお米の産地です。大雪山系の麓にあるのでミネラルをたっぷり含んだ地下水が豊富。上水道はなく、町民全員が地下水で生活している珍しい自治体です。生産地は大きく変わりましたが、岐阜時代と同じように味があってきれいなお酒を目指しています。酒米は東川町産彗星やきたしずく、ななつぼしをメインに使っています。岐阜時代から使用している、愛山や九頭竜などは継続して使用しています。
フルーティーなにごり酒
この時期の私のおすすめは、桜の時期限定で販売する「さくらにごり」です。こちらはアルコール度数が8%の、シュワシュワとしたにごり酒です。例えるなら「お米の飲むヨーグルト」といった感じでしょうか。低アルコールの生原酒のため、実は作るのが難しいお酒なんです。飲み口はフレッシュで甘酸っぱく、すいすい飲めてしまうのが特徴です。ぜひ味わってみてください。
日本全国いろいろな酒蔵があります。もし地元にある酒蔵さんが頑張っていると感じたら、ぜひ応援してください。我々は地元の方に応援していただくことが、一番の励みになるんですよ。
以前ドキュメンタリー番組に登場されていたのを見て、ぜひ三千櫻のお酒を味わってみたいと思っていました。皆さまも三千櫻酒造のお酒を飲まれたら、ぜひ教えてください!!
2022年3月29日(火)まで 、西武食品館地下1階(中央B7)=スイーツ&ギフト 酒売場におきまして、三千櫻酒造の販売会を開催中です。
※飲酒運転ならびに20歳未満の方の飲酒は、法律により禁じられています。