今回は倉敷の地酒「燦然」でおなじみ、菊池酒造の菊池大輔専務にインタビューをいたしました。菊池酒造のこだわりや、菊池専務おすすめの一本などを伺いました。
菊池酒造の酒造り
菊池酒造では、社長兼杜氏の菊池東が地元アマチュアオーケストラで40年にわたり指揮者を行うなど、音楽活動でも精力的に活動をしており、それが高じて仕込み中の酒蔵でモーツァルトの音楽を流すようになりました。また、不可能とまでいわれた肥料・農薬を使用しないりんご栽培に成功した青森県のりんご農家・木村秋則氏の自然栽培方法に賛同し、「NPO法人岡山県木村式自然栽培実行委員会」の設立にも参画しました。『奇跡のりんご』で知られる木村氏らの指導のもと、肥料・農薬を使用しない自然栽培米を育成、収穫した岡山県特産の「雄町」「朝日」を用いた『木村式奇跡のお酒』シリーズも醸造し、ご好評をいただいております。
蔵元のこだわりが詰まった一本
菊池酒造の中で私のおすすめの一本は「燦然 純米大吟醸 雄町 生原酒」です。こちらは地元岡山県特産の雄町米で醸した、フルーティな香りとうまみのある純米大吟醸です。絞りたてのピチピチのお酒ですね。味は甘めなので普段からよく日本酒を飲む方だけでなく、普段あまり日本酒を飲まない方にもおすすめです。自分でもろみを管理しているということもあり、蔵元としてのこだわりが詰まっているお酒です。雄町米を使った純米大吟醸酒ではございますが、ぜひご自宅で楽しんでいただきたいと思っております。
菊池酒造は雄町米の特産県である岡山の酒蔵として、純米大吟醸、純米吟醸、純米、生原酒、そして自然栽培のお酒など雄町米のお酒のラインナップに富んでおり、いろいろな味わいが楽しめます。弊社のお酒をぜひお試しいただければと存じます。