今回は「楯野川」でおなじみ、「楯の川酒造」の北山さんにインタビューをいたしました。酒蔵の取り組みや、北山さんおすすめの一本などを伺いました。
ひたむきに良い酒を造り、品質で勝負
私ども楯の川酒造は1832年創業、2021年時点で六代続く蔵元です。吟醸王国といわれる山形県において初めての全量純米大吟醸蔵で、日本酒「楯野川」を主に醸造しています。『基本に忠実』をモットーに酒を丁寧に仕込んでおり、米の旨味や甘味がありながらも、後味が綺麗ですっきりとした透明感のある酒を造っています。酒蔵における働き方においても改革を進めており、本社蔵のある山形県酒田市の他、東京都・神奈川県・京都府・沖縄県にてリモートワークで活躍する社員が在籍しています。
酒田市は鳥海山や日本海に囲まれており、自然に恵まれた地域です。良質な水から生まれる日本酒はもちろん、海の幸や山の幸も豊富で、おいしい食材の宝庫といっても過言ではございません。また、ご当地ラーメンとして「酒田ラーメン」も有名です。周辺エリアには温泉宿も豊富にございますので、ぜひ一度おこしいただき、ゆっくりと癒しの時間をお過ごしください。
おすすめは超高精白酒へのエントリーモデル
楯の川酒造の造るお酒は全量純米大吟醸酒ですが、その中でも私のおすすめは「楯野川 純米大吟醸 三十三」です。三十三というのは精米歩合を指しており、出羽燦々を数字の通り33%まで磨いています。出羽燦々で造られたこちらのお酒は、米の旨み、甘み、やわらかい酸味を感じることができ、口当たりが良いのが特徴です。単体でも美味しいですが、食事にも合わせやすい透明感のあるお酒に仕上がっていますね。楯の川酒造らしい個性のあるお酒ですので、超高精白酒へのエントリーモデルとしてぜひ飲んでいただきたい一本です。
『お客様に届くのは、目の前のこの1本』を合言葉に、全ての商品において真心を込めてお届けしております。栽培契約農家さんに作っていただく良質な酒米と豊かな自然が織りなす良質な水を用いて、美味しい酒を追求してまいりますので、ぜひ一度お試しくださいませ。
楯の川酒造えは精米歩合33%を超える、18%・8%・7%の超高精白酒を造られています。極限まで磨きあげられた楯の川酒造のお酒、ぜひ味わってみたいと思いました! 皆さまが飲まれた感想も、投稿やコメントでお待ちしています。