今回は、宮城の伝統的な手づくりの地酒を醸造している「一ノ蔵」の榎本さんにインタビューをいたしました。 一ノ蔵の歴史や、榎本さんおすすめの一本などを伺いました。
4つの酒蔵がひとつになって誕生した一ノ蔵
私ども一ノ蔵は、宮城県内にあった4つの酒蔵、浅見商店・勝来酒造・櫻井酒造店・松本酒造店がひとつになり、1973年に誕生しました。地元である宮城県産の酒米を使用し、手造りにこだわった日本酒造りを行っています。伝統的な日本酒だけではなく、低アルコール日本酒の「ひめぜん」や、スパークリング日本酒のパイオニア的存在の「すず音」など、甘味がありやわらかな飲み口の日本酒も製造しています。明るく個性的で…という経営理念があり、毎日笑顔で仕事することを全社員が心がけています。
ササニシキの新米を使用したおすすめの一本
一ノ蔵では様々な種類のお酒を造っていますが、その中でも私のおすすめの一本は「一ノ蔵 特別純米生原酒しぼりたて」です。こちらは今年の秋に収穫したばかりの新米で仕込んだ新酒です。原料米は宮城県を代表する品種のササニシキを100%使用し、上品で澄んだ甘みが特徴です。メロンやキウイのような爽やかな香りが感じられ、しっかりとした酸が楽しめる生原酒です。旬の食材とお楽しみいただければと思います。
酒蔵のある宮城県大崎市はササニシキが誕生した、東北地方で初めて世界農業遺産に認定された地域です。地元の蕪栗沼には、毎年マガンや白鳥が数万羽、越冬のために飛来します。朝日を浴びて一斉に飛び立つ様は一見の価値ありです!
日本酒は食事に寄り添うものとして酒造りをしております。ぜひ様々な料理と合わせてお召し上がりください。
ササニシキ誕生の地で造られたササニシキのお酒、ぜひ飲んでみたいと思いました! 「一ノ蔵」、皆さまも飲まれましたら是非コメント欄に感想をお寄せください。お待ちしています!
12月7日(火)まで 、西武食品館地下1階(中央B7)=スイーツ&ギフト 酒売場におきまして、一ノ蔵の販売会を開催中です。
※飲酒運転ならびに20歳未満の方の飲酒は、法律により禁じられています。