今回は、京の銘酒「神蔵KAGRA」でおなじみの松井酒造の若女将、松井さんへのインタビュー後編です。酒造りに対する思いや、酒蔵についてご紹介していきます。
蔵は京都駅から車で15分ほど
蔵は東山三十六峰に囲まれ、西に京都御所や下鴨神社、東に大文字山をのぞみます。大学が多く集まり、近くにはドイツ会館やフランス領事館などもあるため、国際色豊かで学生さんが多い街でもあります。鴨川が近いので、蔵の名前は鴨川蔵といいます。
徹底した温度管理、衛生管理
私たちは全量手造りにこだわっておりますが、温度管理や衛生管理など、機械の方が優れていることに関しては機械を採り入れています。例えば温度管理であれば、サーマルタンクを使用するとコンマ以下の調節が可能になります。 酒造りでは微生物を管理することが非常に重要です。温度と衛生環境を管理することは、特に酒質に影響するところなので妥協することなく徹底しています。
お酒造りのスタッフは5名。スタッフの中にニューヨーク出身の蔵人がおりますので、蔵の中はみんなで頑張って英語を話しています。たくさんのお酒は出来ませんが、心のこもった清酒を皆さまにご提供していきたいと思っています。
色々な人の思いを乗せて復活した「神蔵(かぐら)」。飲む時は、その歴史を想像しながら味わいたいと思います。
※20歳未満の方の飲酒は、法律により禁じられています。