今回は岩手・三陸の酒「酔仙」「特別純米酒・岩手の地酒」「雪っこ」などでおなじみの、酔仙酒造インタビューの後編です。製造部の金野さんに、酒蔵のある地域についてお伺いしました。
リアス式海岸が生んだ絶景と海の幸
リアス式海岸の三陸は、湾の奥に立てば海の青さと山々のコントラストが美しい景色が広がります。特に秋が深まれば、紅葉した赤や黄色の山々との対比は素晴らしいものがあります。半島の先に立てば、遮るものが一切ない広大な海を眺めることもできます。この地形の良いところは、景色だけではありません。海のすぐ近くまで山の尾根が迫っている独特な地形により、豊かな山の栄養が湾へと流れ込むんです。山の栄養をたっぷり取り込んだ濃厚な旨みの牡蠣、帆立、アワビなどが育ちます。三陸の貝類は肉厚なので、ぜひ色々な方に食べていただきたいですね。
料理を引き立てる「普段着の日本酒」
濁り酒や純米酒に特化した私達ですが、様々な鑑評会への出品にも力を入れております。2020年は春の全国新酒鑑評会、秋の岩手県清酒鑑評会での知事賞など、色々な賞をいただく事ができました。こういった公の場でも評価された技術で、四季折々の料理を引き立てる普段着の日本酒を目指しています。また、看板商品である「雪っこ」は去年で50周年を迎えました。これからも、みなさまに喜んでいただけるお酒を届けていきたいと思います。
山の栄養を取り込んだ三陸の海の幸、想像するだけで美味しそうですね!きっと「岩手の地酒」との相性も抜群だと思います。
10月12日(火)まで 、西武食品館地下1階(中央B7)=スイーツ&ギフト 酒売場におきまして、酔仙酒造の販売会を開催中です。
※20歳未満の方の飲酒は、法律により禁じられています。