もう、白露(ハクロ)。
まだまだ暑さが残る日中ながらも、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃だそう。
いまだ、辟易(ヘキエキ)。
カラダが火照って、疲れが残り、暑さにたじろいだまま。
ココゾとばかりに頼るは、漢方薬剤師であり鍼灸師でもある、同仁堂薬局・山野健一郎さん。
―山野先生的 漢方指南
Yamano’s Kampo view pointー
夏にカラダの大切なエネルギーが汗と一緒に放たれてしまい、秋になって大きな疲れを感じることがあります。
夏を引きずる暑い昼と涼しい秋の夜長といった寒暖の差も体調に影響を及ぼします。
体調のアンバランスを整えるには、元気をサポートする生薬として重用される薬用人参に注目。
「高麗人参」は、カラダを温める働き。
“こもった熱”を冷まし、穏やかにカラダを潤す働きをするのが「西洋人参」。
空気の乾燥も気になる秋の疲れや不調には、穏やかな「西洋人参」がよろしいでしょう。
西洋人参は、本来はゆっくりと煮出して煎じます。
時間が取れない時は、ハーブティーを淹れる感覚で、お湯を注ぎ蒸らすスタイルでも。
カップから立ち上る西洋人参の湯気の香りもしっかり取り入れましょう。
漢方で養生。気軽にトライ。
■7階(南B11)=同仁堂薬局
■お問い合わせ 03ー5949-2729(直通電話)