マーロウのプリン工房見学レポート、今日は中編をお届けします。
工房内には、スチームコンベクションオーブンと平釜オーブン、2種類のオーブンがあり、フレーバーごとに使い分けていました。スチームコンベクションオーブンとは、スチーム機能を備え付けたオーブンのことで、プリンの仕上がりがウェットで艶やかになります。また、時間内に1か所で作ることができ、オーブンワークが良いことも特徴のひとつです。
一方、平釜オーブンでは、プリンがどっしりと焼き上がります。スチームコンベクションオーブンとは違い、温度調節は経験によって左右されるので修練が必要となります。
また、平釜オーブンにスチーム機能はありませんが、オーブンに入れる前、プリンを並べるバットにお湯を張ります。プリン原液を作る際に使うやかんがここでも活躍!冬でも1日中お湯を沸かし続けるため、工房内は冬でも暑くなるそうです。
さて、突然ですがここで問題です。「できたてのプリン」と「できてから少し時間を置いたプリン」、どちらのほうがよりおいしいでしょうか?
正解は、「できてから少し時間を置いたプリン」です。
できたてのプリンは、色が濃く、カラメルとプリンの生地がくっきりとわかれています。
できてから時間を置くと、プリン生地がカラメルとなじみ、よりおいしいプリンになるそうです。各店への移動中もプリンがおいしくなる時間になっているんですね。
後日、自分で買ったプリンをよく見てみると、カラメルがプリンに染み込んでいるのが確認できました。
工房内でおかいものくまデザインのビーカーも発見しました!カラメルを入れた段階という、作っている過程が見られたことに感動です!ますます愛着がわきました。
明日は後編、プリン工房見学レポート、最終回です!