今回のカスタード区は、マーロウの代名詞ともいえる「ビーカープリン」誕生についてのお話です。
今では多種多様なデザインで、味だけでなく見た目でも私たちを魅了してくれるマーロウのビーカープリン。
ビーカーを使い始めたきっかけは、レストランマーロウ秋谷本店のデザートとして提供する際、すでに最初からプリンを耐熱ビーカーに入れて作っていたため。ビーカーを使っていたのは、メモリがついており、プリンの分量を同じにするために便利だったからです。
まさかテイクアウトになるとはだれも思っていなかった当時、耐熱容器からペティナイフでくり抜き、お客さまにお出ししていました。そんな中、お客さまから「美味しいからぜひ持って帰りたい」というご要望が。抜いたプリンをお持ち帰りいただくわけにもいかず、作る際の容器として使っていたビーカーごと、プリンをお持ち帰りいただいたことで「ビーカープリンのテイクアウト」という提供方法が誕生しました。
最初はデザインが入っていないビーカーでしたが、テイクアウトが広まっていくにつれて、やがてデザイン入りのビーカーも作られるようになりました。現在ではiwaki、HARIOの2社と提携し、2社それぞれのデザイナーと一緒にコンセプトを詰めるところからスタートし、丁寧に作りこまれています。次はいったいどんなデザインのビーカーに会えるか、楽しみですね!
私のお気に入りビーカーは、西武池袋本店のマーロウがオープンしたときに販売していた、おかいものくまデザインのビーカーです。皆さまのお気に入りのビーカーもぜひコメントで教えてください!