おかげさまでマニア区はオープンから1周年を迎えることができました!皆さま、沢山の投稿でカレー区を盛り上げていただき、誠にありがとうございます。今回は1周年を記念して、「カレー細胞」こと松宏彰さんへのインタビューいたしました!カレーの魅力について語っていただいておりますので、ぜひご覧ください!
―カレー区もおかげさまで1周年を迎えることができました。今回は1周年記念ということで、原点に立ち返ってカレーの魅力についてお聞きしたいと思います。松さんの考える「カレーの良いところ、魅力」とはいったいどんなところでしょうか?
カレー細胞/松宏彰さん(以下松さん):まずは1周年おめでとうございます。カレーの良いところ、魅力ですね・・・?カレーの良いところは本当に沢山ありますが、一つ挙げるのであればルールがないところだと思います。
カレーってちょっと変わったことをしても面白がられる、加点方式のように評価されることが多いんですよ。「何?アフリカの調味料入れたの?超面白い!」といった感じで。既成概念を崩しながら新しい価値を生んでいく、ルールが無くて変わったことが褒められる・・・表現のモチベーションとしては音楽に近いと思います。
ー個性豊かなお店、増えてきていますよね。店主さんは音楽のようにカレーを創作されているんですね。
松さん:西武池袋本店で開催しているイベント「東京カレーカルチャー」のテーマで、「カレーはカルチャーだ!」と言っているのは、そういった意味が込められているんです。音楽やファッション、アートの表現形態と等しい立ち位置にカレーはあると思いますよ。ルールがなくて新しいことが評価される、これがカレーの素晴らしいところだと思います。
ーなるほど!確かに変わったカレーを見かけると、ついつい食べてみたくなってしまうのも納得です。
松さん:他にもカレーの魅力は「知らない文化を知る」というところにもあると思います。現代、特に東京ではいろんな国のスパイス料理を食べることができますよね?西武さんのある池袋なんかも、まさしくそうだと思います。他の国の料理を食べると、その文化の背景がいろいろ見えてくるんですよ。例えば「スリランカのこのお菓子って、マレーシアのあのお菓子にそっくりだな」と考えると、国の歴史に大きな共通点があったりするわけです。歴史の授業では習わない、でも世界では知られていることってたくさんあります。
ー確かに「なぜこの食材を使っているんだろう」と考えながら食べるのも面白いかもしれませんね!カレーに使われる食材が幅広いのも、国や地域によってさまざまな理由があるんですね。
松さん:カレーを食べていると物の見方の勉強、いろんな角度での物の考え方や価値観を知ることが出来て、ものすごく視野が広がると思います。自分は視野が狭いな・・・と思う人はカレーを食べるのがオススメですよ
2022年10月4日で終了した松さんが監修するイベント「東京カレーカルチャー」、次回開催が楽しみですね!楽しそうにカレーについてお話しする松さんの姿、とても印象的でした。これからもカレー区を盛り上げていただけるよう、よろしくお願いいたします。ありがとうございました!