カレーの相棒といえばらっきょう派、という方も多いのではないでしょうか?らっきょうと福神漬けは、カレーの横を奪い合うライバルのようでもあります。今回はカレー区案内人である私「らっきょ」が、ニックネームの由来でもある「らっきょう」について調べてみましたのでご紹介します。
らっきょうとは??
中国原産の、ユリ科ネギ属の多年草です。日本でも古くから栽培されており、9世紀ごろには記録が残っています。 その辛みの強さから「辛辣(しんらつ)」な「韮(にら)」と言われたことが、「辣韭(らっきょう)」という名前の由来とされています。渡ってきた当初は薬用として考えられており、野菜として食べられるようになったのは江戸時代と考えられています。
独特な辛み成分
らっきょうには、にんにくやネギと同じ辛み成分「アリシン」が含まれています。その健康効果から、古く薬用とされていたいたのでしょう。カレーには甘酢漬けが添えられることが多く、その食感と味が口の中をさっぱりとさせてくれます。カレーに添えられることになった理由は諸説あるようですが、相性の良さゆえに広まっていったと考えることができますね。
らっきょうの種類
実は「エシャレット」は、らっきょうなのです。株元に土を寄せて、白くて柔らかくなるように栽培したものがエシャレットで、一般的ならっきょうほど香りやクセが強くなく、生のままでも食べることができます。
ちなみにらっきょうの生産量がいちばん多いのは、カレールウの消費量もナンバーワンの鳥取県。やはりカレーとは切っても切れない縁があるようです。