今回は「東京スパイスハウス」の店主、川久保美希さんへのインタビューの前編です。東京のスパイス文化の発信地と言われる「東京スパイスハウス」。スパイスについて色々と教えていただきました。
奥深いスパイスの世界
世界の料理はスパイスと塩ですよね。なのでスパイスは世界だと思っています(笑)。スパイスの量を増やしたり減らしたりするだけでも、料理の味は大きく変わります。日本の料理にも気軽に使っていただきたいですね。例えば肉じゃがにクミンや、手に入りにくいですがアジョワンというスパイスを入れると、いつもとは一味違った味が楽しめます。スパイスを研究すると1つの世界が出来上がりますよ。ひとつひとつのスパイスを知ると楽しくなるので、ぜひ興味を持って欲しいですね。
日本のスパイス事情
わさびとか辛子、紫蘇とは、七草は全部スパイスです。スパイスと聞くと日本ではあまり縁が無いように聞こえますが、日本ならではのスパイスって結構あるんです。ここ数年、海外のスパイスを日本で育てたいという方がけっこう相談しにみえるんです。アドバイスはしているんですが、土壌や湿度なんかが全然違うので、難しいものが多いですね。それでも果敢に挑戦しようという人が多いので、応援しようと思っています。
スパイスをもっと気軽に楽しんでいきたいですね。インタビューは後編に続きます。お楽しみに!