ほぼ毎日カレーを食べるようになったきっかけとは?
西武池袋本店で開催中のイベント「東京カレーカルチャー」を監修されている、「カレー細胞」さんこと松宏彰さんにお話を伺いました。今回は前回に引き続き、松さんがなぜここまでのカレー好きになったのか?もう1つの理由に迫ります。
忙しかったCM制作会社時代
もう1つの理由は、新卒でCM制作会社に入った時にあります。僕は一度集中して仕事を始めると、飯も食わず睡眠もせずにずっと続けてしまうんです。当時は睡眠時間も取れないくらい忙しかったので、気がついたら何も食べていない、なんてことはしょっちゅうでした。そんな状況だったので、「ちゃんと食べることを決めないとな」と思いました。1日1回カレーを食べるって決めてしまえば、食べるじゃないですか。どうせだったらお腹を満たすためだけではなく、楽しみになっていたらいいな、ということで毎日カレーを食べるようになりました。
毎日カレーを食べることに生まれた迷い
でもある時、意図的に毎日カレーを食べるのをやめたんですよ。というのは、どこからどこまでがカレーなのかが分からなくなってきたんです。決まりがあると、「これは絶対カレーじゃないけど、興味があるし食べたい!」というものが食べられなくなるんですよ。カレーに近いけどカレーではないものを、「これはカレーだ!」と自分に嘘をついて食べることに嫌気がさしてきたんです。カレーに近いけどカレーではないものも食べないと、ちゃんとカレーのことが分からないと思い、毎日食べるのをやめました。それでも今スパイス料理は、毎日食べています。
今回のインタビューはここまでになります。つねに新しいカレーの発見を探しているという松さん。今後もインタビューを行っていきたいと思います。
西武池袋本店にてカレー細胞/松宏彰さん監修のイベント「東京カレーカルチャー」が2021年10月12日(火)まで開催中!