それでは後編スタートです!
■好きなチョコレート・楽しみ方など教えてください。
-まずはシングルオリジンの個性豊かなタブレットショコラを召し上がっていただきたいですね。発酵することで引き出される、バナナ、パッションフルーツ、マンゴーといった南国フルーツを思わせるような香りやスパイシーさ、またはウッディな香りなどシングルオリジンのもつカカオの個性を知っていただき、「こんなにもタブレットショコラが美味しい」ということを感じてほしいですね。
LE CHOCOLAT DE Hではシングルオリジンだけを集めたタブレットショコラを作っているのですが、非常に個性的でフレッシュ感がある。カカオのもつ個性を活かし本来の味を知ってもらうことは私がこれまで取り組んできたコンセプトでもあるのでオススメです。
■世界各地を回られている辻󠄀口シェフが興味を持った世界各国の「カカオ」の食べ方は?
-カカオそのものを発酵させて水分加水6%に乾燥させ、カカオを割ってその中に山芋やフルーツなどをいれてぐつぐつと煮詰めた料理はとても面白いなと思いました。どちらかというと飲み物として食べることが多いと思いましたし、料理の一部として使われているのが多かった印象ですね。
■来年のバレンタインに向けた構想などについておしえてください。
-そごう大宮店さんに出店しているLE CHOCOLAT DE Hはショコラに特化した専門店なので「FARM to BAR」の本当に美味しいショコラを是非楽しんでいただきたい。
また、パリのサロンデュショコラには、沖縄「琉球」をテーマにしたショコラをコンクールに出そうとしているので是非楽しみにしていただきたいですね。
モンサンクレールはパティスリーらしいエッセンスをもった、パウンドケーキやチョコレート菓子、フルーティーなボンボンショコラなどを出していきたいです。パティスリーならではのショコラの世界観を楽しんでいただきたいです。
■最後に、チョコを愛するチョコ愛区のユーザーにメッセージをお願いいたします。
-なんといっても『FARM to BAR』のショコラを召し上がってみてほしい。
他との違いが如実に出ていると思う。一つひとつ自信をもって作っているので、ぜひ食べ比べてみてもらいたいと思います。
『FARM to BAR』以外にもベネズエラやフィリピンなど産地を変えてそれぞれのオーガニックのカカオ豆を集めてシングルオリジンとして焙煎してショコラを作っていますが、繰り返しになりますがペルーの自社農園で生産されているカカオの中でもチュンチョといわれる希少品種のショコラがオススメですよ。
辻󠄀口シェフ、ありがとうございました。
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