レストランから誕生し、出来立てのおいしさにこだわり続けている「アトリエうかい」。今回チョコ愛区では、アトリエうかいの鈴木シェフにお話を伺いました!前編・後編にわけてその模様をお届けいたします。
■とても素敵なパッケージですが、デザインのこだわりを教えてください。
アトリエうかいは、鉄板料理「うかい亭」の食後のプティフール(小菓子)が話題となり誕生した洋菓子店です。「うかいの余韻をご家庭へ」をコンセプトに掲げていることもあり、お菓子のパッケージにもレストランの建築様式や雰囲気を引き継いでいます。
「うかい亭」はアールヌーヴォーの様式を基調にした非日常空間で、旬の恵みをお楽しみいただけるレストランです。その「うかい亭」で取り扱いがあり、今ではアトリエうかいの定番商品でもある「フールセック・大缶」は、缶のデザインにアールヌーヴォーを象徴するモチーフを取り入れ、アンティークな雰囲気に仕立てました。
ただ、レストランから新しいお菓子ブランドを立ち上げるにあたって自分なりの覚悟が欲しくて、うかい亭にはない水色をあえて選んで、「アトリエうかい」のブランドカラーにしました。選りすぐった焼き菓子を詰め合わせた「フールセック・小缶」は、そのブランドカラーを取り入れることでかわいらしい雰囲気に仕上げています。
また、和の商品として、「フールセック・サブレ缶」や、「ふきよせ」シリーズを取り扱っています。パッケージに日本人らしい「おもてなしの心」を表現したいと考えていたところ、系列和食店にあしらわれている紋様「吉祥紋様」が目に留まったのです。古くから日本で用いられてきた幸を願う紋様から、「こんなところにおもてなしの心が息づいていたのか」と気づき、缶のデザインに取り入れることにしました。
時を超えて愛される縁起の良い紋様を描いたお菓子は、ハレの日の贈り物にもぴったりのパッケージとなりました。特に「ふきよせ」シリーズは四季の情景や、和の風情が漂うデザインに仕上げています。
■新しいスイーツがひらめく瞬間、こころが動くきっかけを教えてください。
心が動いた体験をお客さまとも共有すること、「この素材を使いたい!」と思うものと出会うこと、この2つが新しいスイーツへのアプローチですね。
教育機関で授業を担当することも多く、ちょうど昨日同じことを学生さんから聞かれました。マドレーヌの話をしたのですが、アトリエうかいのマドレーヌは他のものと少し違っていて、少し大きかったり、癖のあるはちみつを使っていたり、皆さんが知っているマドレーヌとはちょっと違います。そのマドレーヌは、若い時にフランスに行って食べたマドレーヌの印象がずっと自分の中に残っていて、それに影響されてつくったものです。
マドレーヌの例のように、自分の中にある、過去の記憶や心が動いた体験を具現化すること。オマージュであったり過去の思い出であったり、昔の小さいころの記憶の中にある幸せな思い出を形にしようというのがアプローチとしてあったと思います。
一方で、素材との出会いもアプローチ方法のひとつです。例えば、兵庫県三田市にある湖梅園という農園の「小仲さん」が育てる栗に出会い 「この栗でケーキを作りたい」と思い、「栗のケーク」というケーキをつくりました。
具現化したいもの、形にしたいものはまだまだたくさんあるので、時間との勝負だとも思っています。
■ベストパフォーマンスを保つために、ご自身が取り組まれているルーティンがあれば教えてください。
健康には特に気を使っています。朝、海苔巻きを食べることがルーティンですね。納豆巻きを自分でよく作ります。発酵食品ですし、糖質も少ないのでよく食べています。
いかがでしたか?鈴木シェフのルーティン「納豆巻き」は、同じくインタビュー に同席していたアトリエうかいのスタッフの方も初耳だったとか。意外な一面も見せていただいた鈴木シェフのインタビュー、後編に続きます!
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